9月12日に警察庁から広報されました「カム送り解錠」という不正解錠方法につきまして当工業会の対策を発表致します。
【1】相談受付窓口について 「カム送り解錠」問題についての当工業会の受付窓口は当工業会事務局です。 【2】「カム送り解錠」とは・・・ 「カム送り解錠」とは、特殊な道具を用いて、錠シリンダーを迂回し、直接錠ケース内部に働きかけてデッドボルトを作動させ解錠する手口を言います。別名「バイパス解錠」とも言います。 【3】「カム送り解錠」される可能性のある錠前について 当工業会所属の錠前メーカー3社((株)ショウワ・(資)堀商店・美和ロック(株))とそれ以外のメーカー1社((株)ゴール)の合計4社が製造販売した15種類のケースで合計約900万個あります。 【4】「カム送り解錠」される可能性のある錠前の見分け方 ご使用の製品を調べるためには、次のことを確認してください。
【5】対策方法 各メーカーにより異なります。詳しくは各メーカーのホームページを参照してください。(ホームページのアドレスは上記参照ください。) 【6】対策品販売店 各メーカーにより異なります。詳しくは各メーカーのホームページを参照してください。(ホームページのアドレスは上記参照ください。) 【7】CP錠のカム送り解錠について CP錠の認定制度は、錠シリンダー及び錠ケースからなる錠全体の防犯上の性能を認定している制度ですが、過去にCP錠として認定され販売された錠の中には、カム送り解錠が容易又は可能なものがあります。対策を必要とする錠ケースであるかどうかを確認する必要があります。 【8】CP-Cのカム送り解錠について CP-Cの認定制度は、錠シリンダーを迂回する手口である「カム送り解錠」に対して対策が必要か否かの判断には関係のないものであり、カム送り解錠の対策が必要かどうかは、錠ケースの型式によるので、CP-Cへの交換をしたかどうかにかかわらず、対策を必要とする錠ケースであるかどうかを確認する必要があります。 |