警察庁のデータによると、ピッキング被害は平成12年をピークに年々減少傾向にあります。これは、錠前メーカーが開発したピッキングに強い錠前への交換が促進されたことや、「ピッキング法」施行の効果と思われます。 しかしながら、侵入窃盗は一日平均329件と、未だ多くの住宅がドロボーの被害に遭っているのです。(平成18年の警察庁のデータによる) いままで運よく犯罪に遭っていないからと言って、未対策の錠前を取り付けたまま生活を続けるのは、常に侵入盗の危険にさらされている状態なのです。 また、「カム送り解錠」、「サムターン回し解錠」などピッキングと異なる解錠手口の犯罪も認知されており、過去に最高クラスの錠前を採用していても必ずしも万全とは言えません。 日本ロック工業会では、国内外の犯罪手口を日々研究して、住宅のセキュリティ向上に努めています。その役割の一つとして、官民合同会議による錠前試験を実施し、合格品を「CP」錠として認定しています。 各種試験に合格した、防犯性能の高い建物部品である「CP」錠をおすすめします。 |
■侵入窃盗の侵入手段
|
. |
■侵入窃盗の侵入口
|
|
|
|
|
|
|
|
|
ピックと呼ばれる金属製の特殊工具を鍵穴に入れ、ドアの錠前を短時間で開けるという手口。 ピッキング手口に対応した錠でなければ、1分もかからず開錠されて屋内に侵入されてしまいます。 |
|
|
安全・安心のシンボルマーク
|
|
■CPマークとは? 平成14年11月、警察庁、国土交通省、経済産業省および日本ロック工業会をはじめとする建物部品関連の民間団体によって「防犯性能の高い建物部品の開発・普及に関する官民合同会議」(いわゆる官民合同会議)が設置され、建物への侵入犯罪の防止を図るための方策を検討してまいりました。 平成15年10月には防犯性能の高い建物部品の試験基準が決定され、同11月より試験が実施されました。(※) その結果、平成16年4月1日には警察庁より防犯性能の高い建物部品の目録が公表され、これらの製品を防犯建物部品と呼び、右上のCPマークが使用されるようになりました。 「防犯」を意味するCrime Prevention の頭文字CPを図案化したものです。 貼付・刻印その他の方法により製品に直接表示する場合に限り”2004”の文字を省略したものを使用することができます。 (※)警察庁による侵入犯に対する調査をもとに建物に対する侵入に5分以上かかると大多数が諦めて他の家を狙うとの結果に基き、様々な侵入攻撃に対して5分間以上防御することができるか実際に試験しクリアしたものだけに使用が許される。 |